コンセプト

  1. 世界中で一番好きな場所、それが「我が家」でありたい

    我が家は疲れた体や心を癒し、自分が自分らしくもどれる場所でありたい。
    そして何より「世界中で一番好きな場所であるべき」だと思います。

  2. 造り手に合わせた住宅への疑問

    時々、「造り手に合わせた発想から成り立っている」と感じる建物を見かけることがあります。たとえば、時間をかけてじっくり造る建物も、そうでない建物でも、どれも同じような工法・素材でできているということ。また、部屋の間取りや広さを、「寝室何帖・子供部屋何帖」と畳の大きさで決めてしまっています。空間は畳の大きさで決まるのではなく、生活の中から本当に必要なスペースを確保するべきだと思うのです。

  3. 自分の生活スタイルが本当の間取りになる

    現代人の生活スタイルは多種多様。本来間取りや広さは、それぞれの生活スタイルで変わるべきもの。極端に言えば、ダイニングやリビング・寝室・子供部屋などといった部屋も必ず造らないといけないとは限らないのです。

  4. 生き方が住まいになる。世界にひとつだけの我が家

    自分にとって大切なもの、家族や子育て。ペットに対しての考え方、休日の過ごし方、友人・親元との距離、趣味、仕事、宗教など・・・住宅の設計は、お客様のたくさんのお話しの中に答えがあります。そして、同じ家はふたつとしてないのです。

  5. 土地を読む

    住宅の設計はある意味で経験が必要だと感じています。机上の設計では、理屈はわかっていても現実的な問題を見逃してしまいがちです。特に土地の力を見極めることは大切なことで、建築を予定している土地へは何度となく足を運び、周りの環境を、「体感する」ということを大切にしています。その答えは経験が教えてくれる様に思うのです。

  6. 「自然」を自然に感じる空間

    本来人間は自然界の生き物。無意識に「五感」で安全や快適性を確認しながら生きています。「自然」を自然に感じられる建築。大地・空・森・川・海・風・光 ・・・
    自然界の物を、自然に感じ、意識しなくても本能的に安らぐ建築を目指しています。また、出来るだけ自然素材や無公害な材料を適材適所に使用し、そこに住まう人が心地よく、まるで自然の中で生活してる様な空間造りを心がけています。

  7. 風、光、そして高気密・高断熱

    今なぜ、高気密・高断熱が良いとされるのでしょう。快適な室内環境を安定して得るために、エアコンを駆使しているというのが現実の今、少しのエネルギーを効率良く機能させるための、工夫だといえます。しかし、夏に大きな窓をあければ涼しい風が吹き抜け、冬にはやわらかな太陽の光が部屋へと差し込むような工夫こそ基本にすべき考えだと思います。空調・冷暖房機器を駆使する現代人にとって今必要なのは「自然の恵みを豊かに取り込む設計(パッシブソーラーなど)」と、それを援助してくれる「高気密・高断熱工法」の2本柱だと考えます。そういったことが、結果として自然環境へのささやかな配慮にもつながるのだと思います。

  8. 型にはまった発想をしないこと。楽しみながら進むこと

    たとえば公園。公園は、子供たちの遊び場でもあり、仕事に追われて生きる大人たちのひとときの安息の場所でもあります。ところが最近の公園は秩序を重んじるあまり、「ここは車を止める所、ここは人が歩く所、ここは子供達の遊ぶ場所、ここはお弁当を広げる所」といった具合に区分けされて、「では皆さんのびのびとやってください」という風に作られています。作られた自然の中で自然らしさを感じています。もっと荒々しく、素のままの公園があっても良いと思います。僕たち建物を造る者が、人工的で一辺倒な同じ顔を持った建物を建てて行くと、結果的に街自体もつまらないものになってしまうのではないでしょうか。町並みの調和に充分配慮し、個性と町並みに貢献する建物をイメージしてゆきたいと思います。

  9. 快適に住み続けるということ

    設計の仕事は形としてすぐに表れるだけに、完成したときは目に見える喜びがあります。しかし、それで終わりではありません。時間の経過とともに、快適に住み続けるための「住まい方」も提案していきたいと思います。

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千匠設計の家づくり -「夏涼しく冬暖かい家」を目指して-

「夏涼しく冬暖かい家」を建てたいという声をよく耳にします。この言葉の前には「エアコンを付けなくても」が付く訳ですが、現在の環境ではエアコンに頼らない生活はとても難しいものになってきました。しかし、エアコンの無かった時代の家づくりを思い出してみると、暑さや寒さをしのぐ様々な創意工夫が見えてきます。地球環境が問題にされる今だからこそ、もう一度先人達の知恵を応用するべきではないでしょうか。「夏涼しく冬暖かい家」を実現する鍵は、建物の建つ環境をよく理解し、「環境と共生する住まい」を心掛ける事だと思います。そして安全で安心して住める家づくりを計画しましょう。

鹿児島の地形
  • 平野、シラス台地、盆地、山地など全く異なる地形の分布
  • シラス台地には住宅団地が広がり、急傾斜地帯では土砂 災害が頻発する場所もある。
  • 季節ごとに変化
  • 桜島の展望
鹿児島の気象
  • 年間を通じて温暖多湿
  • 冬は適度な日射で夏は強い日射
  • 年間を通じて北西からの心地よい風(地域の地形に応じた独特の風もある。)
  • 豊富な降水量
  • 梅雨期・台風期における集中豪雨や強風
「自然」を自然に感じる空間。

鹿児島の日差しはとても強く、25℃を越える夏日が年間220日を越えます。道路や建物に蓄えられた熱が夜も少しずつ放熱すると、その地域は周辺部より気温が上昇するヒートアイランド現象を起こします。 建物に蓄えられた熱は、外に向かうのだけではなく室内に向かっても放熱されます。この結果、室温の上昇だけでなく温まった壁や天井からの放射によっても熱さを感じます。涼しく過ごすためには、建物や舗装面に熱を蓄えない工夫が必要です。

日差しを効果的に和らげるには「日陰」を作ることが効果的です。建物の形や向き、又は植栽などを上手に計画する事で日陰をつくれます。庇を深くして、窓から入る日差しをコントロールする事はとても効果的です。日差しカットだけでなく、雨天時に窓を開放する事も出来ます。日差しが強く雨の多い鹿児島では、庇を付けることは大切な事だと思います。庭先の植物や地面、水面は水の蒸発散作用により熱を奪う働きをします。自然の力を上手に活かしたいものです。

冬は豊かな太陽エネルギーを取り込む

鹿児島市の太陽の高さは、昼間最も高くなった時で、夏至が82度。冬至が35度です。つまり正しい奥行きの庇を付けておけば、夏の日射しはカットし、冬の暖かい陽は室内へ入ってきます。必要な庇の奥行きは建物の形や向き、天井の高さでも変わりますので、その場所にあったものにします。また、風当たりの強い場所は、強度も考慮します。

冬場の日照時間も比較的長い鹿児島は、太陽の暖かい恵みを取り入れやすいので、太陽エネルギーを上手に利用したパッシブヒーティングを活用します。出来るだけたくさん室内に太陽エネルギーを取り入れ、熱を蓄えます。また、いったん入った熱を逃がさない断熱も大切な要素です。太陽熱の取得・蓄熱・断熱がしっかり出来ている建物は室内の温度がシーズンを通して安定しますので、エアコンの光熱費削減にも貢献するでしょう。出来れば蓄熱型の床暖房を設置し、室内に取り入れた太陽熱と合わせて輻射熱を利用することをおすすめします。 断熱材は激しい外部の温度から、室内の温度環境を守り、室内の温度を保つために施すものです。夏場、冬場を通して室内環境を安定させてくれます。

風を招き入れる心地よい計画

一般的に鹿児島は、年間を通じて北西からの心地よい季節風が流れます。(場所によっては地形や周辺環境により風向きは変わります。)
この風を上手に室内に取り込み、他の部屋へも風が流れるようにしたいものです。建物西面は「西日が入るから窓を設けない」のではなく、西日をカットするよう工夫した窓から、心地よい風を家全体へ招き入れます。

建物と周辺の建物や法面との距離は充分にとり、窓の向き、位置、大きさなど必要に応じて変える計画が望ましいと思います。例えば住宅密集地の場合、建物をコの字形にし、中庭部分から、風や光を取り入れられるように工夫したりします。

効率的にエネルギーを利用できる家

断熱や気密が充分でないと、室内での冷暖房の効率が悪いばかりでなく、壁面や窓硝子面等での結露を生じます。また、高齢者の多い鹿児島では、冬季に室温差や床表面の温度差によるヒートショックなど住みにくい住宅になりがちです。これはリビングからトイレなどへ行った時、急激な温度の変化で血管が詰まる症状です。理想的には、いつも居るリビング・キッチンだけ暖房するのではなく、建物全体を外壁面で断熱して、リビングを中心に室温が均等に行き渡るように計画します。室内建具は引き戸を多用することで部屋間の温度差がなくなり、風通しもよくなります。大きな部屋も簡単に間仕切れるような建具なども有効です。

立地条件に応じて適切に断熱、気密を施した住宅は、太陽の光や熱を利用し、少ないエネルギーで快適に冷暖房する事が出来ます。日差しの強い鹿児島の夏場は日差しカットに充分配慮し、室内に熱を持ち込まない工夫をした上で冬場は太陽光の取得・蓄熱を計ります。断熱・気密を計画的にしっかり施し、いい状態の室内の環境を維持できるように計画します。

人に優しい素材選び ・ 省エネ設備のすすめ

空間を構成する素材を選ぶとき、無垢の木や漆喰といった自然界のものをおすすめします。「人間は自然界の生き物」当たり前のことですが、それを意識することはあまりありません。ところが脳はその違いをしっかり判断しています。光の反射率や自然の持つ色彩などの効果が人に癒しを与えます。森林浴も木の発生する成分が人体に入り脳に心地よい信号を送るといわれます。
また、無垢の木や漆喰などの塗り壁は、室内の湿度を調整してくれるので心地よい空間を作りやすいのです。

技術の開発の進む現在、たくさんの省エネ・エコ商品が存在します。しかし、時代的に「省エネ」「エコ」というだけで売れるという背景もあります。充分な吟味が必要だと思います。例えば照明器具の中にLED(発光ダイオード)を利用した照明があります。同じ明るさのスポットライトで比較すると、一般的なダイクロハロゲン(白熱球)の20倍の寿命です。消費電力もわずか4W足らずで、1/6程度。電気代も1/6程度です。一度設置すると球を替えることがありませんので半永久的に使えますが次第に照度は落ちてゆきます。70%まで照度が落ちた時点で計測して上記の数字ですので、その省エネ効果は充分期待できます。冷暖房機器や給湯機器も光熱費がかかるわけですので長期的な計画を心掛けましょう。

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家づくりのスケジュール

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よくある質問Q&A

そもそも設計事務所って?

1.お客様の希望や生活慣習、建設地の状況、環境などをふまえて、最適な建物の設計図を造ります。

2.現場に行き、設計図通りに工事が行われているかチェックしたり図面で表現できない部分を取り決めたりする管理の仕事も設計事務所の大切な仕事です。 建設会社に属さない設計事務所だからこそ、お客様の立場で品質管理など厳しくチェックできるのです。

3.建物を建てるうえで、気になるのがさまざまな法規制です。
商業地か、住宅地か、道幅はどれくらいなのかにより建物はいろいろ制限されますし、工事中の騒音、日照など隣り近所への影響なども解決しなくてはならない問題です。

4.いろいろ希望はあっても建築には、あらかじめ予算があるもの。その要 望を最大限かなえるのも設計事務所の腕です。
お客様の利益を守る建築家・設計事務所は、建設会社から出された見積書をしっかりチェックしたり、建物そのものにかかる費用から、実際に使用してからかかる費用まで、経済性の問題をも考えます。

5.建物への夢や希望をどんなカタチにするか、いかにオリジナリティのある空間を創造するか、建物という舞台で生れるドラマを演出するのも設計事務所です。

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どのように相談したらいいの?
お気軽に電話・メール等でご連絡ください。事務所の方にお越しいただくか、こちらから、お伺いいたします。お客様の 家づくりに対する思いやご希望考え方・趣味などをできる限り伺い、また千匠設計の仕事の取り組み方などをご説明させていただきます。 またその時に土地の資料があれば、お持ちください。
それ以外は特に必要ありません。
ご予算や現在の生活の様子など質問させていただきます

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敷地が決まっていなくても、相談できますか?
もちろん可能です。
敷地の可能性や、予算のバランスなど、様々な視点からアドバイスさせていただきます。

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新築かリフォームかで悩んでいるのですが。
特に建替えの場合、現在お使いになっている建物の築年数による建物損傷の程度、家族構成の変化、使用条件の変化、敷地の特性(軟弱地盤や海岸又は道路付近等)、予算等、総合的に判断する事を薦めます。
建物状況によっては、充分増築や改築で対応出来る場合もあります。

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設計料ってどのくらいかかるの?
お客様にとって最も気になる部分の一つだと思います。
設計料には、建物の計画及びその図面作成と行政機関への手続き(確認申請)などをする設計業務と、設計の意図が工事現場に正確に反映されるべく定期的に工事現場にて工程や工法の指導並びにチェックを行う監理業務が含まれます。
おおよその目安として、住宅の場合の設計・監理料は建物工事金の9%~10%で、内容や工事範囲により異なりますのでお問い合わせください。

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店舗やビルもできますか?
もちろんです。
住宅に限らずいろいろな用途の建物を設計させていただいています。
一部屋からビルまで何でもご相談ください。

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家具やカーテンなどの相談もできますか?
お手持ちの家具などを考慮しながら、家具やカーテンの選定をご提案いたします。
千匠設計は建物や外構はもちろん、照明、エアコン・家具やインテリアといった付帯部分にこそ力を入れるべきだと考えていますので、トータルな計画を心掛けています。

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